2008年12月21日14時51分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=200812211451370

NNNニュースダイジェスト

イラクの多国籍軍拘置所、来年6月までに閉鎖 国民議会議長

 【バグダッド21日NNN=クウェート通信】イラク国民議会のマシュハダニ議長は20日、イラクにある多国籍軍の拘置所は来年6月までに、すべて閉鎖されると述べた。 
 
 マシュハダニ議長は、最近釈放された拘束者のグループに対して、多国籍軍はバグダット空港近くにあるキャンプ・クロッパーを含むイラクにあるすべての拘置所を6月末までに閉鎖することを約束した、と語った。同議長は、さらに多くの拘束者の一団が「秩序正しく、安全」に釈放されるであろうと述べた。 
 
 20日には多国籍軍は、キャンプ・クロッパーから100人の拘束者を釈放した。 
 
 マシュハダニ議長は、今後2ヶ月間に非常に多くの拘束者が多国籍軍によって釈放されるであろうと述べ、そうした動きはイラクが主権を回復する正しい道にいることを示していると指摘した。 
 
 多国籍軍の主要な拘置所はキャンプ・クロッパーとイラク南部の都市バスラ近郊にあるキャンプ・ブッカ。両拘置所は合わせて1万5000人を収容している。 
 
 
             (ベリタ通信編集部翻訳・編集) 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。