2008年12月30日18時26分掲載  無料記事
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NNNニュースダイジェスト

ブーゲンビル自治政府新大統領にタニス氏

 【メルボルン30日NNN=ベルマナ通信】パプアニューギニアのブーゲンビル自治地区の大統領選でジェームス・タニスが当選した。 
 
 パプアニューギニアのポスト・クーリエ紙が29日報じたもので、タニス氏は今月行われた補欠選挙で当選した。補欠選挙は今年6月、ジョセフ・カブイ前大統領が心臓発作で死亡したため行われた。 
 
 1年半後に本選挙が実施される。 
 
 パプアニューギニアのブーゲンビルでは、1988年にパングナ銅山をめぐり、地主が起こした反政府暴動が分離独立活動に発展。分離独立派と政府軍との間で武力衝突が繰り返された。1998年、オーストラリアとニュージーランドの仲介で、政府と停戦に合意、2005年に自治政府が設立され、カブイ氏が大統領に就任した。 
 
 自治政府樹立後10年から15年の間に、ブーゲンビルの独立も選択肢に含めた将来の政治的地位決定のための住民投票が行われることになっている。 
 
              (ベリタ通信編集部翻訳・編集) 


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