2008年12月31日20時09分掲載
無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=200812312009253
橋本勝21世紀風刺画日記
第121回 さらばブッシュ、8年間の総括
大統領の任期もあとわずかとなったブッシュが
イラクを電撃訪問し
バグダッドでイラク首相と共に
記者会見をしたのはいいが
イラク人記者に「別れのキスだ、犬め」
「夫を失った女性、親を失った子どもだちからの贈り物だ」
という罵声とともに靴を投げつけられた
ブッシュがテロとの戦いとやらで始めたイラク戦争の
失敗がこの事件に端的に現れている
この事件をヒントに
ブッシュの大統領の8年問とはなんであったかを
1枚の絵に凝縮してみた
なんといっても衝撃的だったのは
アブグレイブ刑務所での米兵によるイラク人収容者の虐待である
なにしろその醜悪な現揚がバッチリ写真に撮られていたのだ
その責任はあくまで現場の兵士たちにありとして
おエライさんたちが罪に問われるようなことはなかったが
ブッシュこそがこの事件の最高責任者であることは間違いない
首輪をつけられた裸のブッシュがよっんばいにさせられている
ブッシュの頭の上には靴がのっている
その血まみれの靴にはイラクで死んだ
アメリカの若者の無念の思いが込められている
おそらくアメリカ史上最低の大統領となるだろう
ブッシュ大統領ほど風刺漫画の対象として
描きがいのある人物はいなかった・・・・
感謝と軽蔑を込めてこの絵をおくる
Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。