2009年01月02日21時59分掲載 　無料記事
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ＮＮＮニュースダイジェスト

スリランカ政府軍、ＬＴＴＥの「首都」を奪取

　【コロンボ２日ＮＮＮ＝新華社】スリランカの政府軍は２日、タミル人の武装組織「タミル・イーラム解放の虎（ＬＴＴＥ）」の事実上の首都で島北部にあるキリノッチを奪取、２５年間にわたって分離闘争を続けてきたＬＴＴＥに大きな打撃を与えた。　
　
　政府の声明によると、政府軍は２日朝、キリノッチに３方向から侵入し、敗走しているＬＴＴＥの残党を掃討する激しい戦闘をしている。　
　
　ＬＴＴＥからの発表はないが、ＬＴＴＥの政治指導者、バラシグハム・ナデサン氏は最近のインタビューで、キリノッチが陥落しても、ゲリラ戦を続けると語っていた。　
　
　ラジャパクサ大統領は２日、急きょ勝利式典を開き、「これは空前の勝利である」と語った。　
　
　キリノッチは１９９８年以来、ＬＴＴEの支配下にあり、同島北部の事実上の分離国家の行政首都の役割をはたしてきた。　
　
　ＬＴＴＥは１９８０年代中ごろから、少数派タミル人の分離独立を求めて闘ってきたが、２００７年中ごろ以来、部隊を進めてきた政府軍に領土を奪われてきた。　
　
　　　　　　　　　　　（ベリタ通信編集部翻訳・編集）　


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