2009年01月17日14時11分掲載  無料記事
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NNNニュースダイジェスト

イスラエル戦闘機、ガザのパレスチナ人暗殺続ける

 【ガザ17日NNN=クウェート通信】イスラエルの戦闘機は16日、ガザ地区のさまざまな町でパレスチナ人市民に対する暗殺策を続けた。ガザ南部のハーン・ユニスでは、アルファカリ地区東部の道路を走っていたオートバイを標的にした空襲により、パレスチナ人1人が殺され、6人がけがをした。 
 
 パレスチナの地元ラジオ放送によると、偵察機が同地区でオートバイを運転していたホッサム・アブダッカさん(27)をめがけてミサイル弾を発射、アブダッカさんは即死した。 
 
 ガザ市では、同市中心近くで車が空襲を受け、乗っていたパレスチナ人2人が殺された。 
 
 パレスチナの医療関係者によると、イスラエルの戦闘機はガザ南部で車に乗っていた多くのパレスチナ人にミサイル弾を発射した。 
 
 一方、イスラム聖戦の軍事部門のアルクッズ旅団によると、同旅団はアシュケロンのイスラエル人入植地に向けてロケット弾3発を発射した。クウェート通信への声明によると、攻撃はイスラエルのガザへの侵略に対抗したものであるという。 
 
 パレスチナの地元ラジオによると、ガザ南部のバニ・スハイルでイスラム聖戦の活動家が運転するオートバイに向けてイスラエルの戦闘機がミサイル弾を発射、活動家は即死した。活動家はラファト・アブルアラさん(43)と判明した。 
 
 一方、イスラエルのイディオト・アハロノト紙(電子版)は16日、イスラエルはガザ地区で部隊を維持しながら、一方的停戦を考慮していると報じた。 
 
 同紙によると、イスラエル内閣はイスラエル軍がガザに残ったまま、一方的停戦を宣言するというエジプトの提案を討議する。防衛当局は、ハマスがこうした状況で停戦することを期待しているが、そうでなければイスラエル軍は対抗するという。 
 
            (ベリタ通信編集部翻訳・編集) 


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