2009年01月21日21時54分掲載
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NNNニュースダイジェスト
ロヒンギャ難民問題で外国機関と話し合う用意 タイ首相
【バンコク21日NNN=タイ通信】タイのアピシット首相は21日、ミャンマーから逃れてきた少数民族のロヒンギャ族が虐待されているとする人権団体の非難に関して、タイ政府は国際機関と話し合う用意があると述べた。
同首相はまた、国際機関は問題の根本原因と事実を見なければならないと述べ、さらに、タイ政府は国際機関と関係国と協力すると語った。
ジュネーブの国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のスポークスマン、ロン・レッドモンド氏は20日、タイ政府に対し、タイ南部で拘束されている126人のロヒンギャ族について、どのような状況なのかをつかみ、国際的保護が必要なのかを決めるため、面接できるように要請した、と述べた。
「これは先週、船に乗ったミャンマーからの大勢のロヒンギャ族がタイ領海で捕まり、沖合まで連れられて、死ぬように放置されたとする疑惑をめぐって政府に対し強い懸念を表明したのに続くものである」とレッドモンド氏は語った。
UNHCRによると、船に乗った80人のロヒンギャ族がアンダマン海のコーサイデーン島でタイ当局によって拘束されており、さらに46人のロヒンギャ族の男が16日に海上で捕まって、タイ軍に引き渡されたという。
「われわれは、彼らが今どこにいるのか調べている」と同スポークスマンは述べた。
ロヒンギャ族はイスラム教徒の少数民族で、ミャンマー軍政の迫害を受け、タイなどへの逃げる難民が絶えないとされる。
(ベリタ通信編集部翻訳・編集)
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