2009年01月21日23時44分掲載  無料記事
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NNNニュースダイジェスト

コンゴ北東部の住民が人道危機 ウガンダ反政府勢力に対する掃討作戦で

 【ブニア・コンゴ民主共和国21日NNN=IRIN】国連によると、コンゴ民主共和国北東部で隣国ウガンダ軍が反政府勢力、神の抵抗軍(LRA)に対する掃討作戦を行っている中、難民となった約10万にのうち半数が人道支援を受けられないでいる。 
 
 国連緊急援助調整官室(OCHA)のスポークスマン、イディッサ・コーンテ氏はコンゴ民主共和国の北東部の町ブニアでIRINに対して、「難民となった半数の人々に届くことができない。道路も空港もない。戦闘が起きている近くの場合もある」と語った。 
 
 同氏によると、難民が集まった最大の場所の一つはスーダン国境に近いドルマで、1万4000人がいる。 
 
 同氏によると、「そこでの状況は最悪」で、最も必要とされているのは食料や医療品であるという。 
 
 昨年12月中旬、国連安保理の支持を得て、コンゴ北東部ではウガンダ軍が、コンゴ民主共和国、南部スーダンの各国軍とともに、オリエンタレにあるLRAの基地に対する作戦を始めた。LRAの指導者、ジョセフ・コーニーがウガンダ政府に対する20年間にわたる反政府活動を止める協定への調印を拒否した後に軍事行動がとられた。 
 
 それ以来、LRAは数100人の市民を殺したと言われている。ウガンダは作戦をめぐって、非難に直面している。 
 
 (編注:IRINは統合地域情報ネットワーク。国連の独立した報道部門) 
 
          (ベリタ通信編集部翻訳・編集) 


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