2009年01月24日21時31分掲載
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NNNニュースダイジェスト
ジンバブエのコレラ感染広がる
【ヨハネスブルグ24日NNN=ZimOnline】国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)が23日発表した声明によると、ジンバブエでのコレラの感染はいまだに制圧できておらず、広がり続けている。
世界保健機関(WHO)によると、昨年8月以降、5万人が感染し、2773人が死亡しているジンバブエのコレラ感染は、異例な死亡率を示しており、同国の保健基盤が崩壊している程度を示している、とIFRCの声明は述べている。
IFRCによると、過去1週間でコレラによる死亡は20%増加したという。
一方、ゴミ収集員を含むジンバブエの首都ハラレの職員は23日、無期限のストに入った。すでにストに入っているバスの運転手や教師、医者、看護師とともに、給料を米ドルか南アフリカのランドで支払うように要求している。
2億3100万%以上という世界最高のインフレ率で、ジンバブエ・ドルは毎日価値が減じており、ほとんど無価値になっている。
コレラ感染は、崩壊した通貨、食料と基本的生活必需品の深刻な不足と相まって、悪化しつつあるジンバブエの経済・人道危機を際立たせた。反対派はこれは、ムガベ大統領の失策のせいであるとする。
しかし、1980年に英国から独立したこの国を支配してきたムガベ大統領は、ジンバブエの苦難は西側の制裁に責任があると主張している。
(編注:ZimOnlineはジンバブエの独立通信社)
(ベリタ通信編集部翻訳・編集)
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