2009年01月28日16時59分掲載
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NNNニュースダイジェスト
コンゴ政府と反政府勢力の和平交渉中断 指導者の拘束で
【キンシャサ28日NNN=AFROLNEWS】ケニアで行われているコンゴ民主共和国と反政府勢力の間の和平交渉は反政府勢力指導者の拘束に伴い、中断されることになった。週末に開かれる大アフリカ湖地域の首脳会議がコンゴ情勢を検討するためで、26日に決まった。
ルワンダとコンゴは23日、共同軍事作戦の結果、ルワンダの反政府勢力、人民防衛国民会議(CNDP)指導者ヌクンダ司令官をルワンダ領内で拘束したと発表した。
国連特使でナイジェリアのオバサンジョ前大統領のスポークスマンが出した声明によると、25日に再開される予定だった和平交渉は、アディスアベバで来週開かれるアフリカ連合首脳会議の後、あらためて設定される日時に再開される。
ヌクンダ司令官は今月初め、CNDPの指導者として追放された。同司令官は、1994年の隣国ルワンダで起きた大虐殺に参加し、コンゴに逃れたフツ族民兵からツチ族を守るために戦っていると主張している。
一方、共同声明によると、コンゴ東部のキブ州で、ルワンダ解放民主勢力(FDLR)に対するルワンダとコンゴの共同掃討作戦で、4人の反政府勢力が死亡した。
2000人以上のルワンダ軍部隊が先週、1994年のツチ族に対する大虐殺を行った民兵を捜索するため共同作戦のために、コンゴに入った。
コンゴ軍スポークスマンによると、450人以上の反政府軍が過去2日間に投降した。
ウガンダのキャンプにいた7000人以上のコンゴ人難民は家に戻りつつあるという。
FDLRの名の下に結集した民兵は1994年以来、コンゴに住みついており、コンゴ市民に対する残虐行為を行っているとされる。
(編注:AFROLNEWSはレソトに本部があるアフリカ専門の独立通信社)
(ベリタ通信編集部翻訳・編集)
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