2009年01月30日16時26分掲載
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NNNニュースダイジェスト
ノルウェー、スリランカ情勢に憂慮表明
【オスロ29日NNN=NRK】ノルウェー政府は、スリランカ政府軍と少数派タミル人武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)の間の内戦の激化で、住民の被害の懸念が高まっていることに憂慮の念を表明した。
ストーレ外相は「ノルウェーは、スリランカの市民に容認できない苦しみをもたらしている現在の敵対行動を非難する」と述べた。ソールハイム環境・国際開発相は「スリランカの北部での戦闘が起きている地域で閉じ込められている市民の状況を深く懸念している」と語った。
「市民の犠牲者が急速に増え、難民が両者の間で十字砲火にあっているという報告を受けている。これは重大である。スリランカ政府とLTTEは市民を守り、これ以上の市民の死を防ぐ責任がある」と同開発相は語った。
スリランカ政府軍は、LTTEが支配してきた領土を奪還しつつあり、戦闘が同国北部で激化している。ノルウェーは、スリランカの和平交渉の仲介にあたってきた。
(編注:NRKはノルウェー放送協会)
(ベリタ通信編集部翻訳・編集)
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