2009年02月05日21時10分掲載
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NNNニュースダイジェスト
1万人のソマリア人、エチオピアに避難
【アディスアベバ5日NNN=IRIN】米国のNGO、セイブ・ザ・チルドレンによると、ソマリア情勢の不安定化でソマリア人1万人が同国からエチオピア南部のソマリ地区ドロ・アドに逃れ、今後数週間にさらに多くのソマリア人が避難してくることが予想されるとしている。
難民のほとんどは、女性と子供であるという。
セイブ・ザ・チルドレンのエチオピア担当のマーガレット・シュラー氏は、「長年の戦闘と人道上の災害を耐えてきた難民の子供たちや女性の苦しみを和らげるために、迅速に行動することが重要である。最近、干ばつから回復しつつあるエチオピアへの圧力を避けることも必要である」と語った。
エチオピア軍部隊の撤退後、不安定になったソマリアから逃げ出す難民の数は、今後数週間の間に2万5000人に達すると見込まれている。
ソマリアの子供たちは、長年の紛争と暴力の矢面にさらされてきた。伝統的な支援ネットワークは、経済的な圧力のもとで崩壊した。
隣のエチオピアのソマリ地区に住む150万人も今年、緊急援助を必要としている。同地区は少雨が続き、家畜の喪失と栄養失調に見舞われている。
(編注:IRIN は国際連合人道問題調整事務所による紛争・災害情報などの普及を目的とした独立した報道部門)
(ベリタ通信編集部翻訳・編集)
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