2009年02月08日21時17分掲載  無料記事
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NNNニュースダイジェスト

マダガスカル大統領、首都を脱出 デモ隊40人死亡説

 【アンタナナリボ8日NNN=新華社】アフリカ南東部の島国マダガスカルのラベロマナナ大統領は7日、大統領警護部隊と野党指導者、ラジョエリナ氏の支持者の間の衝突後、首都アンタナナリボを離れ、500キロメートル北西のマジャングルへ逃れた。 
 
 民間のアンティバ放送によると、大統領官邸を守る外国人特殊部隊員により、記者1人を含む30人以上の反政府デモ隊が射殺された。ソビカ・ニュースサイトによると、死者は40人、けが人は300人以上で、多くは重体であるという。 
 
 目撃者によると、約2万人のデモ隊が大統領官邸に突入しようとしたところ、警護部隊が発砲した。先に、アンタナナリボの前市長のラジョエリナ氏は、大統領に就任したと宣言、暫定政府の樹立を宣言していた。 
 
 現在の政治危機は昨年12月、ラベロマナナ大統領がラジョエリナ氏が所有する民間のラジオ・テレビ局を閉鎖する命令をしたことから始まった。 
 
政府当局は今月3日、首都の市長だったラジョエリナ氏を免職処分にした。 
 
               (ベリタ通信編集部翻訳・編集) 


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