2009年02月11日00時49分掲載
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NNNニュースダイジェスト
ロヒンギャ族、第3国に行くことは可能 タイ首相
【バンコク10日NNN=ベルマナ通信】タイのアピシット首相は10日、同国はミャンマーから逃れてきた少数民族のロヒンギャ族に難民の地位を与えることはできないが、希望があれば第3国に出国させる、とあらためて述べた。
同首相は、ラノンに拘束されている人々に難民の地位が与えられると、ロヒンギャ族が流れ込んでくることを心配していると語った。
「船でやってきたロヒンギャ族の人々は難民ではなく、経済移民である。われわれは彼らを受け入れることはできないが、もし彼らがよければ、他国が受け入れるかもしれない」と同首相は記者団に述べた。
同首相は、タイ政府は国連高等難民弁務官事務所(UNHCR)やインドネシア、マレーシア、ミャンマーと密接に行動していくと述べた。
12月以来、インドとインドネシアで救助された数百人のロヒンギャ族は、ラノンで拘束された後、タイ海軍が彼らが乗っていた船を沖までえい航したと主張した。彼らのほとんどは。マレーシアに密入国しようとしている途中、タイを通過中であった。
ロヒンギャ族はミャンマー西部のアラカン州にいるイスラム教徒の少数民族で、ミャンマー政府は無国籍の人々と見なしている。
(ベリタ通信編集部翻訳・編集)
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