2009年03月11日21時03分掲載
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パリでサッカー応援団が電車にはねられ13人死傷
【パリ9日=飛田正夫】2月7日、パリ北郊外のフランス競技場に隣接したオーベールビリェールの駅付近の鉄橋で、北部都市リール市のチームを応援に来ていた2人の青年が電車にひかれて死亡した。11人が負傷した。鉄橋への侵入禁止の柵が閉められずに開かれていたことが9日に調査でわかった。
メディアの報道によると、事故は7万8000人を集めたリヨン対リール(2対0)のサッカーの試合の終了後に起きた。
リールのチームを応援する者はこの日3万8000人ほどもいて、貸し切りバスで北部からやってきた者も多く350台のバスは競技場から離れたところに駐車されてあった。事故にあった13人は近道をしようとしたらしく、競技場近くの駅と彼らを待つバスの駐車場とを隔てていたウルク運河にかかる通行禁止の鉄橋に侵入して起きた事故とみられている。
死亡したのは10才と18才の青年だった。
鉄橋への侵入防止の柵は鉤が機能してなく開いていたことが新たに司法検事の取調べで明らかになった。
パリ郊外電車EREを運転していた運転手の証言では、駅の600メートル前を60キロのスピードで走っていて、急ブレーキを踏んだが間に合わなかったという。
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