2009年05月27日00時00分掲載
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橋本勝21世紀風刺画日記
131回 親バカ、子バカ、世襲政治ささえる選挙民
総選挙も近づき、世襲政治批判に
さすがの自民党も規制を言い出した。
ということで、あの小泉元首相の2男の進次郎も
無所属ということで出馬するらしい
といっても当選後、自民党へという姑息なもの。
自民党の世襲政治家の中に
世襲政治家の規制は憲法22条の「職業選択の自由」に反する
憲法違反だと言っているのがいる。
しかし、憲法44条には「両議院の議員及び選挙人の資格は、
法律でこれを定める。但し、人種、信条、性別、社会的身分、
門地、教育、財産又は収入によって差別してはならない」とある。
つまり世襲であることによって圧倒的な有利な条件で
選挙にいどめる世襲政治家は、日本の政治を親から子へその特権を譲り渡す、身分制度のごときものにしてしまっている。
それは明らかに差別である。
それでは日本の政治はとても民主主義とはいえない。
もちろん世襲政治家に投票する選挙民にも
責任があるのはいうまでもない。
彼の政治改革などしょせん偽物であることを
明らかにせずにおかないのが
親バカであることを恥ずかしげもなく公言し
息子を立候補させる小泉純一郎である。
その小泉進次郎を落選させることで
日本の民主主義の健全さを証明したいものだ。
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