2009年07月27日10時53分掲載
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橋本勝21世紀風刺画日記
136回 民主党政権のかかげる旗はどんな旗
21世紀になってからの
小泉、安部、福田、
そして麻生と続いた自公政権の
あまりの酷さの当然の報いか
8月30日投票の総選挙で
自民党は大惨敗をするという予想が高い
ザマアミロ!と喝采を叫びたい思いだ
でも意外に自民党が健闘して
民主党がそこそこの勝利なんかで終わったりすると
大連立の悪夢が再現されたりするかもしれないし
また民主党が圧倒的な勝利なんてことになると
社民や共産の意向を無視しての
独断的な政治をやりかねない
とくに防衛、憲法問題に関して
自民顔負けの政策を実施するかもしれない
「鳩山次期首相」は本質的には改憲論者なのだから
そんな心配を具現化してくれたのが
今回の「核持ちこまさせず」の見直し発言
決して「非核3原則」を否定するものではなく
米艦船に核兵器を搭載して日本に寄港してもいいという
日米政府による密約があったということが
明らかになったことに対しての現実的の配慮と弁解しているが
やはり民主党政権になっても日米安保は維持し続けるという
ことであり、そのことは当然、アメリカの核の傘がなければ
日本の安全はありえないと思っているということであろう
国是であるはずの非核3原則がお題目だけのものであり続ければ
いずれ「核持ち込ませます、核を持ちます、核を作ります」の
『有核3原則』に『非核3原則』が変質することもありえるのである。
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