2009年10月28日07時24分掲載
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中南米
今週、米高官がホンジュラス入りか
今週米政府高官が危機打開に向けホンジュラス入りする予定だ。オバマ政権にとってはクーデター政府に対する最初の積極的な行動になると見られる。インターナショナルヘラルドトリビューン10月28日付記事でジンジャー・トンプソン記者(Ginger Thompson)が報じた。(日刊ベリタ編集部)
担当官によると先週金曜、ヒラリー・クリントン米国務長官がブラジル大使館に立てこもっているセラヤ大統領とクーデター政府のミチェレッティ暫定政府大統領の両者と電話で話したことで今回の行動に進展した。
ミチェレッティ暫定政府大統領はセラヤ大統領の復職を頑なに拒否している。さらにワシントンのロビイストを使って、11月29日に予定されている大統領選挙の結果を承認するよう米政府に圧力をかけている。
一方、ラテンアメリカ諸国の大半はセラヤ大統領の復職がまず実現しない限り、11月の大統領選挙の結果は承認しないという声明を出している。米政府も同じ要求をクーデター政権につきつけた。
ホンジュラスのクーデターはラテンアメリカ諸国と米国との間の腫れ物になっている。ラテンアメリカ諸国の首脳たちは人権侵害を続けるクーデター政府に対する米政府の対応がゆるいと見ている。
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