2009年11月02日15時51分掲載
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平和が守られる社会に「しくみ」を変えよう 東京・浅草でピースウォーク
毎年、国際反戦デーの10月21日にあわせて行われる、被爆者と東京大空襲被災者のピースウォークが今年も10月31日浅草で行われた。4回目となる今回も、台東区民会館での集会に続き、ヒロシマにおとされた原爆リトルボーイの模型とともに、空襲で焼け野原となった浅草の街を150人がゆっくりと歩いた。(加藤〈karibu〉宣子)
このウォークは4つの目標を掲げて、浅草ウォークを行っている。1、戦争体験を伝え、受け継いでいくこと。2.すべての戦争被害者・遺族に差別なき償いを実現すること。3、すべての戦争被害者・支援者は連帯すること。4、憲法9条に示された戦争放棄の精神を生かし、誰も戦争による被害者にも加害者にもならない世界を作っていくこと。特に今年は「平和」が守られる社会のために「しくみ」を変えようと呼びかけた。
150人を超えた今回の集会では、主催者の東京空襲犠牲者遺族会、東京原爆被害者団体協議会(東友会)、和ピースリングが、それぞれこの1年の活動報告をしたあと、シベリアやモンゴルなどで抑留された人たちの全国抑留者補償協議会、朝鮮人強制連行東京真相調査団、重慶大爆撃の被害者と連帯する会・東京、戦後補償ネットワーク、戦争への想像力が連帯のメッセージを述べた。
東京空襲犠牲者遺族会会長の星野弘氏は、「浅草ウォークも4回目となり、新しい運動の人たちが参加して拡がりがあった。さらに拡げていきたいという思いを強くした」と語った。
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