2009年11月19日20時07分掲載  無料記事
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橋本勝21世紀風刺画日記

143回  診察の前おサイフ拝見  橋本勝

日本の1人親家庭の貧困率は57% 
これは先進30カ国の中で最低 
こうした数字で示されると日本の貧困の問題が 
いかに深刻かを再認識させられる 
毎年の自殺者が3万人を越え 
働く者の3人に1人が非正規労働者 
6人に1人が年収200万円以下 
失業率も5%のなかば・・・・ 
 
生活保護が受けられず餓死した人もでる 
富が一部の者に集中し 
貧困層は拡大するばかり 
そして貧困が 
親から子へと連鎖してゆく 
格差社会の身分制の固定化といってよい 
 
そんな中 
子どもの貧困の問題も大きな注目を集めている 
日本の子どもの貧困率は7人に1人 
家で朝食がとれず学校での給食を待ちわびている子 
お金がないため修学旅行に行けない子 
学費が払えず学校を中退せざるをえない生徒 
親が保険料を納めていないため 
無保険の中学生以下の子が3万人もいる 
 
当然、体の具合が悪くても医者に診てもらうことができず 
悪化させてしまうなんてことも起こる 
親の貧しさが 
子どもたちの体と心を蝕んでいる・・・・・ 
日本はどうして 
こんな国になってしまったのだろう 


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