2010年01月01日14時25分掲載
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反貧困
公設派遣村 東京都が民間団体の生活相談受け入れを拒否
「年越し派遣村が必要ないワンストップ・サービスをつくる会」によると、東京都は、公設の年越し派遣村が開設されているオリンピック記念青少年総合センター(東京・渋谷区)で入所者の生活相談活動を行いたいと要請した同会との話し合いを拒否、内部への立ち入りまで制限している。相談を委任されている弁護士についても、立ち入りを認めていない。このため同会は1日から3日の間、オリンピックセンターの正門前に大型バスを据えて、そこを大相談会場にして入所者の相談に乗る体制を作り、ボランティアを募っている。(日刊ベリタ編集部)
オリンピック青少年センターには31日現在で七百数十人を超す入所者が来ている。その状況について、同会は以下のように伝えている。
「オリンピックセンター内の相談体制が弱く、また、生活保護等の各人の状況に最適の制度にきちんとつながるのか、不安があるためです。ワンストップの会ではこの間、新宿大久保公園にテントを置き、政府と都の年末年始対策を宣伝しつなぐ活動とともに、相談活動を実施してきました。この中で、相談は300名をこえ、準備が完了して生活保護のファックス申請をおこなった人は約180名に達しています。31 日はオリンピックセンター前で入所者集会を開きましたが、新たに180名が資料を持って行きました。入所者は、1月4日以降の処遇がどうなるのか、具体的な説明がないことや相談も貧弱でどうしていいかわからず、不安を増大させています(管理・監視体制の厳しさに「まるで収容所のようだ。プレッシャーを感じる」という入所者もいました。)」
このため同会は31日に東京都に対し緊急申し入れをおこないまし、都はそれを受け、相談員の増員などは決定されたが、同会が中に立ち入って相談活動をすることは受け入れていない。同会のセンター正門前での活動は以下のスケジュールで行われる。
1日 12時20分集合 相談会13〜17時過ぎ
2日 12時20分集合 相談会13〜17時過ぎ
3日 09時20分集合 相談会10〜17時過ぎ
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