2010年05月27日13時07分掲載
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反貧困
家と仕事を取り戻そう! 若者が呼び掛ける「自由と生存の家」建設、二軒目へゴー
雇用の不安定化がますます進む現実に中で、仕事を失うことがそのまま住まいを失う悪循環が日常化している。仕事と住まいという生存権の基本を奪われ、そのまま路上生活に移行するしかない若者がフリーター全般労働組合を足場に集まり、”家と仕事を取り戻そう”を掲げて「自由と生存の家」を立ち上げて1周年が過ぎた。いま彼らは2軒目の「自由と生存の家」建設をめざし、新たな運動の入っている。5月30日、東京で「自由と生存の家」2軒目建設支援大集会が開かれる。(日刊ベリタ編集部)
自由と生存の家は次のような呼びかけではじまった。
自由と生存の家設立趣意書
現在、国内労働者の約20%が年収200万円以下という生活保護基準ギリギリの生活を強いられています。更に、不安定な生活を強いられている仲間は派遣切りや雇い止め、解雇とぼろ屑のように使い捨てられ、住処までも奪われています。
労働者はやられてばかりなのか?こんな仕打ちを受けても、生きるためには忍従しなければならいいのか?
そんな馬鹿な話はないというのが私たちの考えです。解決のためには、労働組合に加入する、労働組合を結成する、政治的な運動に加わる/起こす、専門家・専門団体に相談するなど、さまざまなアクションが必要です。
私たちは、自らの生活の土台である住宅を自分たちで確保し、運営し、人々が支え合い、出会い、相談し合える場をつくる取組みを提案します。過去20年以上にわたり行われてきた新自由主義政策により、私たちが奪われ、ズタズタにされてきた人と人の繋がりや地域を、そして自治を再生する「自由と生存の家」を設立します。
こうして1軒目の「家」ができたのは2009年2月。東京・四ッ谷駅の近くの木造アパートを借りうけ開設した。「家」には、
非正規雇用で働くフリーター労組の組合員、派遣切りで仕事も住まいも失った人たちがt入居し、全16室が満室の状態となっている。
しかし、仕事はなかなか見つからず、失業状態が続く入居者とボランティアが一緒になって仕事づくりにも取り組んでいる。その最初の取り組みが野菜市。09年11月以降毎月第4日曜日に、「自由と生存の野菜市」を開催し、最近はリヤカーでよる引き売り
も始まった。
この取り組みをさらに広げようと、「自由と生存の家』実行委員会は、2軒目の「家」建設を、目指して動き出した。この取り組みを広く訴えるための活動が今月30日に開催する集まりだ。集まりには、国内の貧困問題に取り組んできたNPO自立生活支援センターもやいの湯浅誠さん、スラムの住宅改善運動の専門家であるイエスズ会司祭のホルヘ・アンソレーナさん、長年地域ユニオンの活動に取り組み、京品ホテルの自主営業を支えてきた東京ユニオンの渡辺秀雄さんを迎え、自由と生存の家の運営や運動のあり方について、取り組みを前に進めていくための意見、提案を出してもらう。
「自由と生存の家」2軒目建設支援大集会
家と仕事を取り戻そう――「自由と生存の家」住宅確保と仕事作り
【日時】2010年5月30日(日)18時開場、18時30分開演
【場所】総評会館201号室(千代田区神田駿河台3−2−11
千代田線新御茶ノ水駅B3出口、丸ノ内線淡路町駅B3出口)
地図 http://www.sohyokaikan.or.jp/access/
【参加費】1000円
会場にカンパ制のバーコーナー(酒・茶類提供)有り。
<開会挨拶・自由と生存の家の現状報告>
大平正巳(自由と生存の家実行委員会)
<シンポジウム>
司会:菊地謙(自由と生存の家実行委員会)
湯浅誠さん(もやい、反貧困ネットワーク、元派遣村村長)
◎国内の貧困問題と解決に向けた動き
◎無謀と言われた自由と生存の家に期待すること
ホルヘ・アンソレーナさん(イエスズ会司祭・建築家)
◎海外の貧困者向け住宅確保の実践
◎自主的な住宅確保の取り組みを成功させるポイント
渡辺秀雄さん(東京ユニオン委員長)
◎京品ホテルの自主営業と職場作りの実例
◎労働者による仕事作りを成功させるポイント
【お問い合わせ】自由と生存の家実行委員会
〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-16-13 MKビル2階
電話:090-8562-7953(菊地) FAX: 03-3373-0180
mail;info@freeter-jutaku.org web;http://freeter-jutaku.org/
【ご寄付の振込み先】
●郵便振替口座
記号・番号 00210-1-134891
名義 自由と生存の家実行委員会
他行からの振り込み
●ゆうちょ銀行
店名 〇二九(ゼロニキュウ)店(029)
預金種目 当座
口座番号 0134891
名義 自由と生存の家実行委員会
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