2010年12月13日13時38分掲載  無料記事
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人権/反差別/司法

【西武池袋線痴漢冤罪事件】アナログ版書名用紙の配布が始まりました

  私は、小林さんの弁護人ですから、当然、彼が冤罪であることは疑っておりません。ただ、この署名は、そのことはさて置いても、難病の人に対してその治療をしない、逆に悪化させる処遇をする、それはおかしいでのはないか、という思いの方もたくさん署名されたものと思います。この事件について詳しくなくても、この「おかしい」という気持ちは、すべての人に共通してあるものと思います。(弁護士 佐々木亮) 
 
□ アナログ版署名用紙PDFの配布始まる(2010.12.0) 
 
印刷して署名できるアナログ版署名用紙のPDFをアップしました。(http://sky.geocities.jp/sien_kobayashisan/shomei/shomei5.pdf) 
 
集約先(送り先)は:〒489-0868 愛知県瀬戸市今林町366 
 
行政書士橋本事務所 内 
 
小林さんの命を守るネットユーザーの会 事務局宛 
 
□ 署名へのご協力の御礼と引き続きのお願い(2010.12.06) 
(弁護士 佐々木亮) 
 
  12月1日から始まった電子署名は、本日18時時点で411筆となりました。 
  短期間のうちに、これほどのご協力を得られたことについて、まずはお礼を申し上げます。本当に、ありがとうございます。 
  今後は、まずは目標の1000筆を突破して、さらに上積みをしていきたいと考えています。 
 
  さて、私は、小林さんの弁護人ですから、当然、彼が冤罪であることは疑っておりません。 
 
  ただ、この署名は、そのことはさて置いても、難病の人に対してその治療をしない、逆に悪化させる処遇をする、それはおかしいでのはないか、という思いの方もたくさん署名されたものと思います。この事件について詳しくなくても、この「おかしい」という気持ちは、すべての人に共通してあるものと思います。 
 
  今回の署名では、小林さんに対する処遇改善という点で協力できる方と、広く連帯していきたいと思っています。 
 
  署名のコメント欄に、本件は冤罪であるというコメントも多く見られました。私としては、非常に心強く、ありがたいものです。 
  小林さんの冤罪を晴らすためには、日本の刑事司法手続上は「再審」という重い扉を開かねばなりません。 
 
  弁護団は、小林さんの処遇改善および刑の執行停止を求めつつ、再審開始を勝ち取るために、両にらみで活動していく所存です。 
 
  その時々で、また皆様のお力を借りることもあるかと思いますが、その際はよろしくお願い申し上げます。 
 
  とにかく、喫緊の目標は、小林さんの待遇改善・刑の執行停止です。 そのために、今行っている電子署名の成功が非常に大切な要素となっています。 
 
  既にご署名をされた方は、可能であれば周りへ拡げていただき、まだ署名されていない方は、是非、署名をしていただければ幸甚であります。 
  今後とも、この事件へ注目をしていただければと思います。 
 
                     弁護士 佐々木亮 
(「小林さんの命を守るネットユーザーの会」ブログより) 


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