2010年12月30日00時07分掲載  無料記事
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遺伝子組み換え/ゲノム編集

ナタネ油はいまやすべて遺伝子組み換えに  国内での遺伝子汚染も始まっている

  遺伝子組み換え食品を口にしたくなければ、ナタネ油はすべて拒否、という事態が迫っている。ナタネの輸入量は207万トン(870億円)。カナダ産が95%。オーストラアが残り5%。カナダではナタネ栽培面積に占めるCM(遺伝子組み換え)品種の割合は93%。オーストラリアでも、西オーストラリアで2010年1月から遺伝子組み換えの試験栽培を認め、すでにGM菜種は6%に達している。こうして国内に運び込まれたGMナタネによる遺伝子汚染も始まっている。以下、Twitterからの情報を紹介する。(日刊べリタ編集部) 
 
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2009年貿易統計によれば、油脂原料としてのナタネの輸入量は207万トン(870億円)。カナダ産が95%。オーストラアが残り5%。単価は非GMのオーストラリアが約15%高い(CIFベース) 
 
tomo_nada INYAKU Tomoya 印鑰 智哉 
オーストラリアから非遺伝子組み換えの菜種が入らないと、日本のサラダ油はほとんどGM油に。カナダのプリンスエドワードアイランド州にも非GM菜種を求める動きもある http://ow.ly/3v2ou が、まだ完全汚染される前にオーストラリアも非GMに! 
 
tomo_nada INYAKU Tomoya 印鑰 智哉 
今年1月から遺伝子組み換えの試験栽培を認めた西オーストラリア、すでにGM菜種は6%に達し、隣接の有機農家の菜種を汚染、有機の認証が取消に。ヨーロッパと日本からは契約取消の圧力。これを機にGM全面禁止に戻ってほしい http://ow.ly/3v2iP 
 
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(続)カナダのナタネの栽培面積の93%がGM品種(2009年 http://p.tl/njAG )。日本のナタネを原料とする食用油の大部分がGMナタネが原料。食用油にはGM由来の表示義務がなく、大手のサラダ油、カノーラ油はGM由来がほとんどだろう。 
 
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【GMナタネ】輸入GMナタネが港から製油所への輸送途中でこぼれ落ち、各地で自生が確認されていて、市民が抜き取りを続けている。千葉 http://p.tl/1ZBX /四日市 http://p.tl/La1S 簡易検査キットの頒布も市民の手でhttp://p.tl/kAl3 
 
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【GMナタネ】国立環境研究所は2010年3月、四日市港から松坂市への輸送ルート沿いで、GMナタネと在来ナタネの交雑を確認と公表した。 http://p.tl/BaiE ←来年度から三重県は、菜花の種子生産の県外委託を決定。国内のGM汚染は始まっている。自家採種をやめた農家も。 
 
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(続)日本でGM食品としての表示義務は31種類→別表2 http://p.tl/vtON  ナタネ油は「加工工程後も組み換えられたDNA又はこれによって生じたたん白質が残存」しないとして表示不要とされる。 


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