2011年02月01日13時20分掲載
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沖縄/日米安保
【高江から】沖縄・高江で米軍ヘリパッド建設作業を強行 住民を強制排除
【ブログ「やんばる東村 高江の現状」から】高江は、約160人が暮らすヤンバルの小さな集落です。この集落をかこむように米軍のヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)を6つ作る工事が、始まっています。高江は米軍のジャングル訓練センターの真横にありますが、これでは訓練センターの中に高江があるかのようになります。高江では米軍へりが低く長く飛ぶのです。これ以上ヘリが飛んだら、しかも新型機オスプレイが飛んだら、高江に人が住めなくなる!と考えた高江の住民が、「自分の家で普通に暮らすため」に去年の7月から工事現場の入り口で、工事をやめてもらうために座り込みを始めました。(、日刊ベリタ編集部)
<2月1日>
日本政府は負担軽減を名目に、高江へのヘリパッド建設を強行しています。沖縄に住んでる人、高江に住んでる地元の人が「ヘリパッドは負担増大だから、やめてください」と言ってるのに、なぜ遠く離れた中央日本政府が「負担軽減になる」と一方的に言い張ってるのでしょうか。理解できません。
沖縄高江に大量の車と沖縄防衛局員が押し寄せ作業強行中!住民を排除し、人が倒されてる!画像と報告「助けて下さい、狂ってる」
<1月31日>
沖縄県の案ではなく、日米政府案の「SACO」合意が進み、北部訓練場が半分約4000ヘクタールが返還されると(といっても元々沖縄の土地)、「東京ドーム数百個分の面積が返還された、沖縄県民全体にとって大きな負担軽減が実現した」なんて言って、本土マスコミも大々的に報じるでしょう。現地に来たことない大勢のひとたちは、そのように信じてしまうでしょう。
政府は振興策は基地移設とリンクしないといったかもしれないけど、負担軽減策は大いにリンクするでしょう。この実現を足がかりに、辺野古への基地建設に触れてくるのではないでしょうか。
もちろん、条件付きでなく、真の意味での北部訓練場の返還は沖縄の誰もが喜ぶ事でしょう。しかし、今現在のSACO案は到底受けいれられるものではありません。だから、この負担軽減のウソを多くの人に知ってもらいたいと思います。
高江に住む者にとっては、負担・危険の増大でしかありません。防衛局がわざわざ高江区まで来て「騒音機を設置する」とか、「騒音被害あれば直ぐに米軍に申し入れをする(改善されたためしがない)」とか言ってること自体、政府自身が高江の負担増大を認めている何よりの証拠じゃないですか。高江を捨てるな!
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