2011年02月16日00時16分掲載  無料記事
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政治

記録映画『八十七歳の青春〜市川房枝生涯を語る〜』 上映会を終えて

  2月10日、参議院議員会館で市川房枝議員を記録した映画の上映会が行われた。翌日は30周忌にあたる。上映後、主催者の花崎哲さんから手紙が届いた。以下は花崎さんの手紙から。 
 
  「おかげさまで、映画会としてもなかなか良い感じの集まりにすることができたように思います。菅さんが会に来るということが、その日になって決まったので、ちょっとあわててしまった、と反省もしておりますが、上映の際の会場の雰囲気はとても暖かいものが感じられました。 
 
  私もまた30年前には何度も見ていた映画ですが、今もう一度あらためて見てみますと、以前とは違った感銘と感動が感じられました。 
 
  映画の中で市川さんの話していたことのひとつひとつが以前とは違った意味で、新しい発見のような気がしました。製作当時は、市川さんが亡くなった直後だったものですから、映画を見終えた後に、大切な人を失ったという悲しみが強かったのですが、今見直すと、市川さんは生き続けている、そして今も私達に呼びかけてくれている、という気持ちになることができました。 
 
  何より、市川さんを直接知っている人も、また知らない人も大勢が集まって一緒にこの映画を見ることができたということが、とても良かったと思いました。心をひとつにしてというか、映画を見ている間、一緒になって市川さんの話すことに耳をかたむけているという実感がありました。 
 
  映画が終わった後も、何かそこで受けた感銘やそれぞれにもっている市川さんへの思いを語り合いたいという気持ちに自然になっていました。時間に追われていたので、そのまま閉会となってしまって残念な思いをしたのは、おそらく参加したみなさんも同じだったのではなかったでしょうか? 
 
  もしまたこのような上映会を催すことができたら、そうした語り合いの時間をもつ会にしたいと思いました。 
 
  上映会を準備している途中からすでに、「これからも各地で、上映会を開いていきたい」というお話をいただくことができました。そうした場から市川さんの話が、あるいはその魅力が語り継がれて行くような形で広がり、そのことが市川さんがかつてめざしたような社会を変えていくことになるとすれば、きっと市川さんの運動は映画から外に出てまだまだ続いていく、そのようなことを考えてついうれしくなりました。 
 
どうぞまたよろしくお願いします。 
 
2月11日、市川房枝さんがお亡くなりになられて30年目の日に。」 
 
桜映画社 
花崎哲 
 
 
☆以下は2月10日の上映会の模様。菅直人氏、福島みずほ氏らも映画を観に訪れた。 
http://www.sakuraeiga.com/news/2011/02/14_15_03.html 


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