2011年02月25日12時24分掲載
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アジア
東ティモールにも格安航空が乗り入れ
インドネシアの格安航空会社バタビア航空が昨年12月末から、バリ島のデンパサールと東ティモールの首都ディリを結ぶ路線に就航、1日1便を運航している。それまで同区間にはインドネシアのムルパティ航空が独占運航し、往復運賃370米ドル(約3万円)が高いと利用者から不満の声があがっていたことから、東ティモールのラモス・ホルタ大統領がバタビア航空に乗り入れを要請、それが実現した。(クアラルンプール=和田等)
バタビア航空は就航記念としてデンパサール〜ディリ間のチケットを片道97米ドル(約8000円)で提供、ムルパティ航空の料金のほぼ半額で同路線が行き来できるようにした。これに伴い、ムルパティ航空も料金引き下げに踏み切った。
エアバスA-320(180席)が運航するバタビア航空のデンパサール〜ディリ便の運航スケジュールは、デンパサール午前9時20分発/ディリ正午着、ディリ12時45分発/デンパサール午後1時25分着(デンパサールとディリ間には1時間の時差あり)。飛行時間は片道1時間40分。
20年以上の営業歴を持つ旅行会社を母体とするバタビア航空は2001年に設立され、翌02年に航空運送事業認定を取得。現在、インドネシア国内40地点のほか、国際線としてサウジアラビアのリヤドとジェッダ、広州(中国)、シンガポール、クチン(マレーシア)、そしてディリの計6か所への便を運航している。ボーイング737-300、同737-400、エアバスA-319、同A-320、同A330を計36機保有する同航空の現時点の運航便数は1日170便以上におよぶ。
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