2011年03月12日17時52分掲載
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東日本大震災
爆発音が・・・ 〜地震と福島第一原発〜
テレビ報道から。東京電力によると午後3時36分、直下型の揺れの後、福島第一原発内で爆発音がした。東京電力の会見によると「1号機のタービン建屋付近で白煙が発生した」。社員2名と協力会社社員2名が病院に運ばれた。いずれも意識があり、1人は骨折していると言う。
付近では通常より高い1015マイクロシーベルトの放射線量が確認された。これが炉心の事故によるものか、原子炉の格納容器内の蒸気圧を減らすために、放射能の含まれる蒸気を外に放出したことによるものかは不明だという。
なお、東京消防庁からハイパーレスキュー隊で構成するチームが福島に向けて出発した。原発に水を供給することが目的だと言う。福島第一原発については住民の避難圏は10キロ圏内になっている。
枝野官房長官によると、福島第二原発でも退避対象の圏内を3キロから、10キロへとその半径を延長した。今夜の電力不足に備えて「不要な電力は使わないように」と国民に呼びかけている。
▼12日午後7時40分現在、退避の対象圏は福島第一原発のみ半径20キロに拡大された。福島第二原発は半径10キロのままである。
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