2011年03月13日11時54分掲載
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東日本大震災
震災につけこむ偽メール、偽ウェブサイトに注意を!
情報セキュリティ会社「セキュアブレイン」(本社・千代田区)が地震につけこんだ悪質な偽メールや偽ウェブサイトへの注意を喚起している。以下はその注意内容から。
「コスモ石油工場爆発」に関する悪質なチェーンメールが発生している。発生震災に関連する偽メール、偽ウェブサイトにご注意してほしいと呼びかけている。無暗に転送を行うと情報の錯綜を招くと同時に、インターネットのトラフィックを圧迫し、重要な情報の伝達に支障をきたす恐れもある。同様の内容のメールを受け取った場合には注意が必要だ。
■悪質なチェーンメールの文例は以下のようなもの。文面については複数の種類が存在するという。
コスモ石油工場勤の方から情報。
外出に注意して、肌を露出しないようにしてください!
コスモ石油の爆発により有害物質が雲などに付着し、雨などといっしょに降るので外出の際は傘かカッパなどを持ち歩き、身体が雨に接触しないようにして下さい!!
皆さんに知らせてください!!
多くの人に回してください!!
■悪質なチェーンメールには以下のような特徴がある。
1.天災、事故等に関連した、心配する内容を警告している。
2.「皆さんに知らせてください。」「多くの人に回してください」のような、告知の協力を求める文面が記載されている。
上記の様な要素が含まれた電子メールを受け取った場合、情報の告知協力を行う前に、関連する情報をインターネットで調べる必要があるという。
今後、震災に関連した「偽メール」、「偽ウェブサイト」が発生する恐れがある。また、災害時には、「義捐金を募る詐欺メールや詐欺サイト」も発生する可能性がある。このような情報には十分注意、確認が必要だという。
■コスモ石油でもウェブサイトで注意を喚起している。
http://www.cosmo-oil.co.jp/information/110312/index.html
「本日、「コスモ石油二次災害防止情報」と言うタイトルで不特定多数の方にメールが配信されております。本文には「コスモ石油の爆発により有害物質が雲などに付着し、雨などといっしょに降る」と言う記載がありますが、このような事実はありません。
タンクに貯蔵されていたのは「LPガス」であり、燃焼により発生した大気が人体へ及ぼす影響は非常に少ないと考えております。近隣住民の方々をはじめ、関係する皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしております事を心よりお詫び申し上げます。」
(コスモ石油ウェブサイトより)
■セキュアブレインの本日発表のニュースリリースURL
http://www.securebrain.co.jp/about/news/2011/03/chainmail.html
■本件に関するお問合せ窓口について
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広報:中田 太 / 丸山 芳生
電子メール:info@securebrain.co.jp
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