2011年03月13日17時39分掲載
無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201103131739470
東日本大震災
地震体験 三日目 村上良太
地震から3日目の日曜の午後、東京近郊の駅前にあるコンビニではおにぎりや弁当の棚がガラガラになっていた。現在、物流が滞ってるため商品が並べられないという説明が書かれている。
駅前の大型商業施設では食品コーナーで買い物をして満々と膨らんだビニル袋を両手に下げて出てくる人が目についた。パンの棚はほぼガランドウになっている。首都圏では食品の買いだめをする人がいるようだ。
食品スーパーでも弁当類が心持品薄になっている。首都圏が食料不足になるとは思われないが、先ほどのコンビニのように一部で物流が滞っているため、食品不足の心配が先にたち、買い備えておこうと焦るのかもしれない。
一方、東北の被災地では食品を待つ人が多数いると報じられている。東北は漁業や農業など、首都圏に食品を供給している地域である。今、食品の物流はどうなっているのだろうか。食品の必要な被災地に食品が届いているのだろうか。
食品以外では、たとえばフィットネスセンターが営業を中止していた。施設の破損状況や安全確認をしてから再開する方向で、再開は火曜日以後になるとある。
百貨店の家電コーナーでは大型テレビの前で地震をめぐる記者会見に人びとが立ち止まって見入っている。町のあちこちで地震の話が聞こえてくる。
Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。