2011年03月14日16時05分掲載
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東日本大震災
2号機でも冷却機能が低下・・・ その後、炉心溶融
テレビ報道から。福島第一原発では14日午後1時半ごろ、2号機でも冷却機能が低下していることがわかった。水蒸気を放出するため建屋の上部に穴をあける作業を始めるという。水素爆発の予防である。
東京電力によると、冷却装置が破損した可能性がある。さらに、新たな冷却作業のためにさらなる電源も必要になる。
▼午後4時過ぎの情報から。2号機の圧力容器内の水位が低下しているため、海水の注入が始まった。
▼東京電力の午後8時40分の会見から。
14日昼ごろ2号機の圧力容器内の水位が低下していた。午後5時17分には「頂部」(?)まで水位が低下した。このあたり、東京電力担当者の説明は全体的に聞き取りにくかったが、テレビ解説者によると燃料棒がすべて露出する水位まで下がっていたらしい。しかし、その後、海水の注入を続けたため、午後8時過ぎに水位は再び上昇を始めたようだ。
▼午後9時40分現在、2号機の圧力容器内の水位はまだ回復していないと報じられている。燃料棒の露出は続いている、という。
▼昼ごろ、2号機の冷却機能が低下したのは冷却装置を動かすポンプの燃料が切れたためだったと説明された。
▼15日、2号機で炉心溶融が起きている模様。燃料棒が露出し、空焚き状態になっている。海水を注入するためには圧力を下げる必要があり、高濃度の放射性物質を含む蒸気を外部に放出した。
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