2011年03月18日13時57分掲載
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東日本大震災
震災と停電を理由に派遣切りや解雇が増えている
震災と停電を理由に派遣切りや解雇が増えている。派遣労働者で作る労働組合、派遣ユニオンへの相談事例を紹介する。(日刊ベリタ編集部)
【ユニオンに届いた労働者の声】
震災に伴う派遣切りや解雇の相談が増え始めています。特に賃金保障のない休業の相談が急増しています。いくつかの相談を紹介します。
●事例1: 神奈川県・男性(大手派遣会社→自動車部品工場)
「3月12日から自宅待機。とりあえず3/20までと言われているが、材料が入ってこないため、その後の見通しは立っていないとのこと。ところが、派遣会社は『休業中の賃金保障ができるかどうか、会社の方針が決まっていない』と。もし賃金を保障してもらえなかったら生活できないので不安」
●事例2: 愛知県・女性(フルタイムパート/自動車部品検査)
「震災の日から23日まで休むよう言われている。その間の給与は出さないと言われている。検査は正社員だけでやるので、パートは休業とのこと」
●事例3: 東京都・女性(派遣/事務)
「地震の影響があるので休むよう言われた。派遣会社に『賃金の保障はあるのか』と聞いたら『ないと思ってくれ』と言われた」
●事例4: 東京都・男性(正社員/営業)
「地震発生のため新規事業の見通しが立たなくなったので今週いっぱい(3/18)で辞めてほしいと言われた。いま転職は難しいので辞めさせられたら困る」
また、
同じく「派遣ユニオンブログ」http://hakenunion.blog105.fc2.com/
での記事
震災を理由とした派遣切り・解雇、休業等について
http://hakenunion.blog105.fc2.com/blog-entry-241.html
もお読みください。
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