2011年03月20日14時53分掲載  無料記事
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東日本大震災

原子力安全・保安院、3号炉の格納容器開放を発表  放射性物質を直接外気へ放出

  原子力安全・保安院は20日13時過ぎ、3号炉の格納容器の圧力が上昇しており、安全確保ために格納容器の弁を開放し、直接大気中に放出する、と発表した。開放時間については明示はなかった。風は、現在北西へ吹く南東の風が、夜には南東向へ吹く北西の風になる。雨雲が近付いている。 極力、雨には当たらないようにとの注意が出ている。 
 
 
 以下、NHKニュース 
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3号機の格納容器の圧力上昇 
 3月20日 13時6分 
 
  経済産業省の原子力安全・保安院は、20日午後0時半ごろから記者会見し、福島 第一原子力発電所の3号機で、原子炉の入った格納容器の圧力が高まっていること から格納容器の圧力を下げる作業を行うことになりました。 
 
  格納容器の中には、放射性物質が含まれている空気が入っていて、本来は、サプレッションプール=圧力抑制室の中の水を通して、放射性物質を減らしてから外に放出しますが、今回の作業では、直接、空気を放出することになるということです。原子力安全・保安院は、「今回の作業で、外部に放出される放射性物質が増えることになるが、東京電力でも議論した結果、やむをえない判断だということになった」としています。 


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