2011年05月14日23時39分掲載
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東日本大震災
【編集長妄言】首都圏の消費者はそんなにえらいのか! 大野和興
こんな「つぶやき」がでまわっている。福島県知事が東京で野菜のアピールをしているのをとらえ、「全くこの県知事は悲劇のヒロイン面して、毒入り野菜を首都圏の住民に食べさせる気か!」と毒づいている。不安と苦悩になかで土を耕す福島の被災農家への思いなどみじんも考えない、典型的な差別言説。ある福島の農業女性に読んでもらった。「ひどい」と一言。電話の向こうで泣いている気配がした。首都圏の消費者はそんなにえらいのか!だったら原発は東京につくれ!
以下は、その「つぶやき」。
「福島県知事が東京までのこのこやってきて、野菜の風評被害を訴え、首都圏の住民に福島県産の野菜は安全だとアピールしてる。福島県産の野菜は線量が高いのは明らかだ。学校の校庭の土を入れ替えているくらいだから。全くこの県知事は悲劇のヒロイン面して、毒入り野菜を首都圏の住民に食べさせる気か!」
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