2011年06月09日00時12分掲載
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アフリカ
ナイジェリア警察、赤ちゃん製造工場を摘発 少女を妊娠させ、新生児を売買
15歳から17歳の少女らが子どもを妊娠・出産させられているとの通報を受けたナイジェリアの警察は5月29日、アバ(Aba)にある「クロス・ファウンデーション」の施設を捜索し、妊娠した少女32人を保護、施設長を逮捕した。ナイジェリア南東部のアビア州の警察が発表したもので、同施設は通称「赤ちゃん製造工場」と呼ばれ、新生児を人身売買する目的で10代の少女たちに妊娠・出産させていた。AFP通信が伝えた。(日刊ベリタ編集部)
AFP通信は次のように伝えている。
少女らは産んだ赤ちゃんを性別に応じて1人あたり2万5000ナイラ〜3万ナイラ(約1万5500円)で売りさばく話を持ちかけられたと話している。人身売買を監視する国家機関「NAPTIP」によると、赤ちゃんはバイヤーに1人あたり30万ナイラ〜100万ナイラ(約15万5000円〜52万円)で売られていた。
西アフリカでは、児童の人身売買が横行している。多くは農園や鉱山、工場の働き手として、家政婦として、あるいは売春婦として売られるが、黒魔術の儀式用に殺害または拷問を受けるケースもある。
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