2011年06月15日14時44分掲載
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核・原子力
6・11脱原発アクション 台湾では
台湾では、6・11脱原発100万人アクションの一環として6月11日〜13日までの取り組みが行われた。13日から台湾の国会で始まる台湾第四原発関連の予算案の廃案を求めるキャンペーンを展開した。「苦労網」など、いくつかの報道をまとめてみた。(稲垣豊)
6月11日には台北の繁華街で緑色公民行動連盟とノーニューク文化行動団隊が、煙幕と警報を使って原発事故を再現し、13日の予算案反対行動の宣伝をした。
環境保護連盟は野党の民進党などと共同で台湾鉄道の20近くの駅頭で第四原発予算案に反対する街頭宣伝に取り組んだ。各会場では座り込みや署名活動、寸劇、音楽などを通じて原発の危険性を訴え、2000人が参加した。
6月11日各地のアクションの様子
http://www.tepu.org.tw/?p=4257
6月12日には、翌日の予算案の廃案を求めて、多くの反原発団体や環境団体でつくられた「原発廃止を求めるひまわりアクション」の呼びかけで徹夜で議会を包囲する行動が取り組まれた。チェルノブイリ原発事故の映像が放映され、脱原発の訴えやミニコンサートが行われた。
6月12日国会前徹夜アクションの様子 http://www.flickr.com/photos/coolloud/sets/72157626819767825/with/5825203212/
6月13日、関連予算案の採決の傍聴が許可されず、国会前にあつまった第四原発に反対する地元の塩寮反核自救会のメンバーらは抗議の声を上げた。事故が多発し危険と隣り合わせの140億台湾ドルにのぼる第四原発の関連予算は密室の中で賛成多数で可決された。
6月13日国会前アクションの様子 http://www.flickr.com/photos/coolloud/sets/72157626950064496/
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