2011年06月29日15時48分掲載
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ビルマ民主化
ハリウッド女優ミッシェル・ヨーの入国をビルマが拒否
マレーシア出身のハリウッド女優ミッシェル・ヨー(48)が6月下旬、ビルマ(ミャンマー)への入国を拒否され、強制退去処分を受けた。ヨーは、ビルマ(ミャンマー)の民主化運動指導者アウンサンスーチーの半生を描く、フランス人監督リュック・ベッソン映画『ダン・ラ・ルミエール』(光の中で)で、スーチー役を務めている。(クアラルンプール=和田等)
ヨーは、同作品の撮影をタイでおこなった後、2010年12月にヤンゴンのスーチーさんの自宅でスーチーさんと会う機会を得たが、今回はヤンゴン国際空港に到着後、入国を拒否された。ビルマ当局はヨーを入国拒否者ブラックリストに登録したことを明らかにした。
映画は今年後半に公開の予定だが、ビルマ当局がこの映画が民主化運動活性化の触媒になるのに神経をとがらせている様子がうかがえそうだ。
ヨーは、ミス・マレーシアに選ばれた経歴をステップに女優に転身、1997年にジェームズ・ボンド・シリーズ映画『トゥモロー・ネバー・ダイズ』に出演したことで世界的に名前を知られるようになった。その後、中国の伝統武術を主題にしたアン・リー監督のヒット作『クローチング・タイガー、ヒドゥン・ドラゴン』で主演を務め、アーサー・ゴールデンのベストセラー小説(邦題『さゆり』)を原作に製作された映画『メモリー・オブ・ゲイシャ』にも出演した。
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