2011年07月01日12時39分掲載  無料記事
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核・原子力

【たんぽぽ舎原発情報】東京電力株主総会で、原発からの撤退の株主提案を紹介する

東京電力株主総会で、原発からの撤退を株主提案−その紹介− 
 
  ◎第3号議案 定款一部変更の件(402名の提案) 
 
以下の章を新設する。 
第7章 原子力発電からの撤退 
第41条 我が社は,古い原子力発電所から順に停止・廃炉とする。 
第42条 我が社は,原子力発電所の新設・増設は行わない。 
 
○提案の理由 
  私たちは20年にわたり,原発震災・老朽化・廃棄物等,原発の問題について提案してきたが,取締役は総会のたびに「最大級の地震に耐えられるよう設計・建設してきた」(05年)など提案を拒否し続けてきた。一方で過去には,活断層の隠蔽・データ改竄などの不正を行ってまで原発の運転を続けてきた。その結果が3月の東日本大震災の惨状である。巨大津波により肝心の炉心冷却ができなくなったのを皮切りに,水素爆発,炉心溶融,使用済み核燃料プールでの爆発,放射性物質の大量放出,住民避難,計画停電等。「想定外」の言い訳は許されない。 
  放射性廃棄物についても具体的な処分は進められず,費用がどれだけ莫大になるか不明である。今回の事故が示したように,原発に頼るとCO2は最終的に増えてしまう。嘘にぬり固められ,未来の子どもたちに負の遺産を残し,地元に負担を押しつける原発からは即刻撤退すべきである。 
               (6月28日開催の東京電力株主総会) 


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