2011年07月03日05時30分掲載
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欧州
ストロスカーン氏を告訴した女性
元IMF専務理事で次期社会党のフランス大統領候補者の一人だったドミニク・ストロスカーン氏は7月1日に軟禁を解かれた。ニューヨークタイムズの報道によれば、ストロスカーン氏に襲われたと証言しているニューヨークのホテルのメードの女性には次のような疑惑が浮上している。
「司法当局の二人の担当官の話によれば、襲われたと証言している女性はストラスカーン氏に会って1日以内に、拘置所に収監されているある男と電話で話している。その会話の中で彼女はストラスカーン氏を訴えた場合に彼女が得られそうな利益について話していた。その会話は録音されて残っている。」
会話が録音されて残っていたのは拘置所との電話だったからだろうか。さらにニューヨークタイムズはこう続けている。
「彼女が電話をかけた獄中の人物は400ポンドの大麻所持の容疑で逮捕されていた。この男を含め、多数の人間が彼女の銀行口座に過去2年間で合計10万ドルを振り込んでいた。振り込みはアリゾナ、ジョージア、ニューヨーク、ペンシルバニアから行われていた。」
ほかにも司法当局は複数の疑問を彼女の証言に抱いている。この事件のバックグラウンドに何があったのかは不明だ。
http://topics.nytimes.com/top/reference/timestopics/people/s/dominique_strausskahn/index.html
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