2011年08月02日13時12分掲載
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文化
「おっぱいと東京タワー」が受賞を機に再編集版で放送
乳がんと診断された自分にカメラを向け、闘病を通して家族や周囲の人々とのつながりを見つめ直した信友直子さんのドキュメンタリー「おっぱいと東京タワー」。放送は反響を呼び、国内ばかりか、海外の映像フェスティバルでも賞を得ました。それを機に次の日曜日に再編集版で放送されることになったのです。以下は信友さんから。
「私の乳がん闘病ドキュメンタリー「おっぱいと東京タワー」ですが、NYフェスティバル銀賞受賞を記念して、再放送をすることになりました。8月7日(日)の「ザ・ノンフィクション」です。頭とお尻に最新情報を入れて、ニューバージョンになっていますので、よかったら御覧になって下さい。 8月7日(日)14時〜15時 フジテレビ関東ローカルでの放送です。」
一昨年の暮れに放送された番組では両親、同僚、医師たちががんになった患者のまなざしから映し出されていました。さらに、そのカメラは自分自身にも向けられ、40代独身の女性ディレクターの心情がユーモアをこめて描き出されていたのです。授賞式はラスベガスで行われたそうです。
「授賞式は震災の1か月後(4月12日)だったので、日本から来たというだけで「大丈夫なのか?」と声をかけられ、世界中のテレビマンたちから震災のお見舞いの言葉をいただきました。
福島の原発について、非常に関心を持っている人が多かったです。日本人よりもかなり敏感だという印象でした。
他の受賞番組については、VTRが短すぎて内容がわからなかったので、傾向とかはあまり分からなかったというのが実情です。
でも、思った以上に女性の受賞者が多かったということ(全体の半分は女性?)、政治的に大変な国のジャーナリストは文字通り命を張って仕事をしているんだなあということが受賞スピーチから伺えました。」
■8月7日(日)フジテレビ「ザ・ノンフィクション」
午後2時〜3時。信友直子演出「おっぱいと東京タワー」
(ただし、関東ローカルでの放送です)
■ニューヨークフェスティバル
今年は4月11日から14日までラスベガスで開催された。今年で54回目を迎える。国際的なフェスティバルでテレビ部門、ラジオ部門、コマーシャル部門がある。信友さんが受賞したのはテレビドキュメンタリーの医療部門だという。
http://www.newyorkfestivals.com/nabmicro/schedule.php
■信友さんの紹介記事
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