2011年08月07日13時16分掲載
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核・原子力
【たんぽぽ舎発】北電のプルサーマル計画に影響か 英国のMOX燃料工場が閉鎖
◆地震と原発事故情報 その139 ◆
★1.「スペースたんぽぽ」もう原発やめよう・8月の学習会のお知らせ 放射能が食物・水・大地・海を汚染した!
★2.小出裕章さんの4つの小冊子の紹介
★3.2つのご案内
◎8/24マスコミ市民フォーラム夏季公開シンポジューム
◎さようなら原発南部アククション9.16鎌田慧講演会
★4.セラフィールドのMOX燃料工場が閉鎖
★5.保安院もやらせ
★1.「スペースたんぽぽ」もう原発やめよう・8月の学習会のお知らせ
放射能が食物・水・大地・海を汚染した!
参加歓迎・豊富な資料と討論
◇1 初めてデモに参加した人をフォローする学習会
放射能と原発の基礎知識、デモ参加の感想、
心得・今後等を話し合う。
・日 時:8月16日(火)18:30開場、19:00開会、21:00まで
・お 話:放射能や原発に詳しい人
・参加費:500円
◇2 ストレステストの総合批判
原発の再稼働に反対
・日 時:8月18日(木)18:30開場、19:00開会、21:00まで
・講 師:山崎久隆(たんぽぽ舎) 真下俊樹(欧州の核に詳しい)
・資料代:500円
◇3 第2回お母さんお父さん向け保育付き放射能講座
食品を検査して
・日 時:8月22日(月)13:30開場、14:00開会、16:30まで
・講 師:鈴木千津子(たんぽぽ舎) 小倉志郎(原発技術者)
中村徹(たんぽぽ舎・保育士) 大竹なのは(保育士)
・資料代:800円
◇4 耳なしウサギの警告と放射能を防ぐ知恵について
・日 時:8月26日(金)18:30開場、19:00開会、21:00まで
・講 師:小若順一(食品と暮らしの安全誌(月刊)発行人)
・資料代:1000円
★2 小出裕章さんの4つの小冊子の紹介(たんぽぽ舎発行)
どれも今回の事故を鑑みると「そうですよね」という内容ばかりです。
△1「大事故の前に原子力から撤退を」−日本の原子力推進策は破綻した− 32頁 400円(パンフNo53 2003年初版)
小出裕章さんのたんぽぽ舎初めてのパンフです。
京大原子炉実験所に勤めた頃の事から、原子力推進政策の破綻を、廃棄物・地震・六ヶ所問題やチェルノブイリ事故、そして核の問題まで含め、明解に解いています。
△2「人類の歴史と核」 −貧困に苦しむ人々とエネルギー浪費をする人々−
36頁 400円(パンフNo66 2007年初版)
・人類に誕生とエネルギー消費
・JCO事故の恐ろしさと放射線被曝
・原子炉の考案とマンハッタン計画
・死の灰を作り出す原子力発電
・貧困に苦しむ人々とエネルギー浪費をする人々
△3「地球温暖化問題の本質」−「原子力発電所」を正しく呼ぶと「海暖め装置」−
28頁 400円(パンフNo67 2007年初版)
・「炭酸ガス増加」と「温暖化」どちらが先か
・「原発推進」の言い分
・ごみ(放射性廃物)の問題
・原発は地震に耐えられるか
・「原子力発電」でなく「海 暖め装置」
・ねずみ算式に増えるエネルギー消費
△4「危険な原発に、迫る地震の脅威」−プルサーマルはさらに危険を増やす−
28頁 400円(パンフNo80 2010年初版)
・原発は危険
・あらゆる被曝は危険を伴う
・すべては核開発のツケ
・プルサーマルはさらに危険を増やす
・地震の脅威
・なすべきは原発廃絶
★3.2つのご案内です
◎8/24マスコミ市民フォーラム夏季公開シンポジューム
3・11 原発報道はこれでいいのか!?
小出 五郎 さん(元NHK解説委員)
柴田 鉄治 さん(元朝日新聞論説委員)
8月24日(水)午後6:30から午後8:30まで
渋谷区神宮前区民会館4F(原宿駅下車7分)
元NHK解説委員の小出五郎さんと、元朝日新聞論説委員の柴田鉄治さんによる講演、対談です。
資料代500円。
主催:NPO法人マスコミ市民フォーラム。
お問い合わせ TEL 03-3497-8333 FAX 03-5414-5382
E-mail:masukomi-shimin@nifty.com
※注、メールマガジン読者の伊藤大介氏からの掲載依頼原稿です。
◎『さようなら原発南部アククション9.16鎌田慧講演会』
9/19集会と1000万人署名を成功させるための東京南部・大田のとりくみです。400人の参加をめざします。
ところ:大田区産業プラザ PIOコンベンションホール 京急蒲田駅徒歩3分
と き:9月16日(金)18:30から20:30まで
内 容:講演-鎌田 慧
報告-母親たちから
福島原発事故の避難者から
参加費:500円(高校生以下は無料)
主 催:原発なくそう大田実行委員会
連絡先:酒井夕起子(i女性会議)080-3012-8410
開田泰憲(新社会党)090-5396-5147
山内正紀(社民党)090-7808-8096
FAX 03-3454-0259
WEBサイト http://www.cscreate.net/nonukes/
※注、メールマガジン読者の石河康国氏からの掲載依頼原稿です。
★4.セラフィールドのMOX燃料工場が閉鎖
◎英のMOX工場が閉鎖へ 福島原発事故の影響で
【ロンドン共同】英中西部セラフィールドの原子力施設にあるプルサーマル発電用のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料製造工場が近く閉鎖されることが3日、分かった。工場を所有する英政府の外郭団体、原子力廃止措置機関(NDA)が明らかにした。
NDAは、福島第一原発事故の影響で、顧客である日本の電力会社が行うプルサーマル計画の先行きが不透明になったことを理由に挙げている。
NDAによると、同工場側と日本の電力会社各社との間で、使用済み燃料の再利用とMOX燃料製造に関する大枠の合意があったが、特別な事情がある場合、合意の見直しが可能との条項があるという。(8/4ロイター=共同より抜粋)
◎北電のプルサーマル計画に影響か 英国のMOX燃料工場が閉鎖
英国セラフィールドにあるウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料工場が閉鎖されるとの発表を受け、泊原発(後志管内泊村)3号機でプルサーマル発電を計画する北海道電力は3日夜、「詳細な内容の把握を急ぎたい」(広報部)とコメントした。北電は1995年、英国原子力廃止措置機関(NDA)のMOX燃料工場に、泊原発から出た使用済み核燃料35体(約21トン)を運び込み、再処理という工程を経てプルトニウムを抽出し現地に保管している。このプルトニウムに、ウランを混ぜてMOX燃料に加工する予定だったが、今回の閉鎖でプルトニウムの行き先が宙に浮いた。核兵器の原料になるプルトニウムを余分に持たないと日本は国際公約しているため、北電は「英国に新しくMOX燃料加工工場ができるという話もある。状況を注視している」と話す。一方、北電は英国とは別に、フランスにも使用済み燃料を運び込み、同国内の会社で再処理を終えている。同国の別の会社にMOX燃料への加工を委託しており、近く製造が始まる。
(8/4北海道新聞より抜粋)
★5.保安院もやらせ
これでは泥棒を捕まえてみればお巡りさんだった、ということではないか。中国電力と四国電力が、プルサーマル計画に関し、国が過去に主催したシンポジウムをめぐり、経済産業省原子力安全・保安院から、参加者の動員や「やらせ質問」を依頼されていたことを発表した。質問が反対派に偏るのを避けるため、肯定的な質問をしてもらうのが目的だったという。
原発の構造や設備などを審査し、安全を確保する役目の保安院が、プルサーマル計画推進のために、世論を誘導しようとしたのであれば極めて罪深い。国民の信頼を取り戻すには、事実関係を徹底的に調査し、保安院のあり方を早急に見直すしかない。
発端は九州電力が、関連会社に玄海原発の再稼働を支持するメールを投稿するよう依頼した「やらせメール」問題だった。事態を重く見た経産省が、電力各社に調査を指示したところ、今回の「やらせ依頼が」判明した。民意を軽視するのが、「原子力ムラ」の体質なのだろうか。国民の不信感は深まるばかりだ。
もともと、原発推進にアクセルを踏む資源エネルギー庁と、安全確保のためにブレーキを踏む役目の保安院が、経産省内で併存していることに無理があった。実際、政策の意思決定に関わる幹部職員は、数年のサイクルで本省、エネ庁保安院間を異動する。これでは、保安院が厳格な独立性を保つのは難しいはずだ。
東京電力福島第一原発の事故で、電力会社、政府双方に対する国民の視線は厳しさを増すばかりだ。点検を終えた原発も再稼働出来ない事態が続いている。今回の問題で、再稼働へのハードルはさらに高まったといえるだろう。(7/30毎日新聞より抜粋)
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