2011年08月09日14時01分掲載
無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201108091401052
みる・よむ・きく
【OCHLOS(オクロス)通信】高木仁三郎『プルトニュームの恐怖』を読んで 崔 勝久
岩波新書のこの本は第一版が1981年で、2011年の5月には25版がでています。そんなに易しい本ではありませんが、プルトニュームにターゲットを絞りながら、巨大化した科学の実態を取り上げ、もはや専門家と一般の人の間どころか、専門家同士でも通じないくらい分野が拡がり、原子力は人間の手には負えなくなったことを静かなタッチで書いています。
しかし被災地を訪問した国連総長は、結局、原発をより安全なものにしてさらに推進していくと宣言していました。彼らの「嘘」にまだ騙されている人の多いのに正直、失望感がありますが、ここはなんとしてもアジアの民衆と「反原発・脱原発」の運動を連帯して進めていくしかありません。原発がアジアに集中していく現実を直視して、アジア民衆との連帯の必要性を早急に市民運動の中で広げるべきだと思います。詳しくはブログをお読みください。
http://www.oklos-che.com/2011/08/blog-post_09.html
Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。