2011年08月16日09時29分掲載  無料記事
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反戦・平和

反靖国デモ  年々激しくなる右翼の妨害行為  奇妙に歪むこの国の一断面をみる

   毎年8月15日に市民グループによって行われる「国家による『慰霊・追悼』を許すな! 8.15反「靖国」行動」。年々右翼による妨害が激しくなっている。参加者によると、今年は刃物まで出たという。奇妙な方向に歪むこの国の一断面を、参加者の一人園良太さんのデモへのお誘いとtwitterから見る。(大野和興) 
 
  園良太です。明日のまさに「当日」のデモのお知らせもさせてください。原発問題とも深く関係があると思います。暴力的な右翼や、若いネット右翼のひどい「憎悪」がまさに目に見える形で押し寄せるデモですが、それゆえに原発の大惨事を生み出したこの社会の矛盾が目に見える、まさに1年に1度の貴重なデモでもあります。それだけ体制側にとっては本質的な批判をしているということで、このデモがやれなくなったら日本は終わりだと思っています。 
  危ない!と思えば歩道から見ていてくださるだけでもうれしいです。ぜひ、現場でお会いしましょう! 
  これだけ覚悟のいることをやり続けるために集まる人は、本当に真剣な人たちです。 
 
  靖国神社反対デモが水道橋ymcaから出発します、凄まじい数の 警察と右翼が囲んで生卵やペットボトルを投げつけてくるのは、この国家を根底から批判するデモだから。311を機に見えた全ての矛盾、アジアへの戦争責任 を逃れた日本が原発や基地を米国から導入して経済成長。変えるために頑張ります! 
 
  反靖国デモ無事終了です。殴ろうと突入し、『殺せ』と言ってくる右翼、刃物まで出したらしく、まさに毎年上昇する暴力とフル装備の機動隊に囲まれ、誰もが怖い。でも在日朝鮮人学校や難民の支援に関わる人が『当事者が受けてきた気持ちがわかった』と言い、僕もこんな社会変えようと強く思う、重要行動。 
 
(リツィート)刃物だした右翼を警察は逮捕しないのか。「原発いらない」の8.06デモでは、おかしな逮捕したくせに。 
 
  目的は右翼との対峙ではなく靖国への反対。『靖国で会おう』と戦前に兵士をアジア侵略に送り込み、戦死を至上の価値にし、今なお価値観を維持し続けてる。それは311直後に自衛隊や原発作業員が英雄視されたのと地続 き。反対すれば理不尽な暴力という事。国家の本質が剥き出しになる日と場所という事。 


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