2011年10月11日19時51分掲載
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欧州
デクシアの破綻 欧州経済の危機 独仏の首脳会談
日曜のニューヨークタイムズによると、デクシアの破綻を受けて急遽、サルコジ大統領がドイツに行き、独仏首脳がベルリンで会談を行った。メルケル首相は「必要な手はすべて打つ」と語ったが、具体策には言及しなかったという。G20が開かれる11月初旬までに改革案をつくるようだ。
http://www.nytimes.com/2011/10/10/business/3-countries-agree-on-bailout-of-european-bank.html
その声明ではフランス、ベルギー、ルクセンブルクの3か国でデクシアを切り分けて部分的に国有化すると発表された。救済には数十億ユーロを投じるという。各政府は週明けの月曜までに打開策のめどをつけようとした。
IMFは危機が拡大した場合、欧州の銀行群は総額で3000億ユーロ(約4000億ドル)は救済に必要となろうと試算した。デクシアにはソブリン債(国債)だけでなく、米サブプライムローンの不良債権も多量に保有しているとみられる。デクシアの株価は先週42%も低下した。今後、こうした銀行がどのくらいあるかがこれからの焦点になる。
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