2011年11月10日17時09分掲載
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核・原子力
<テント日誌 11/9(水)>午後の右翼による妨害・夜の湯豆腐交流会 経産省前テントひろば 60日目
午後1時40分頃、右翼の街宣車が数台経産省テントひろば前に乗り付けました。1台は歩道に乗り上げ、テントすれすれまで来きました。警察は制服・私服合せて50人ほど。しばらくして街宣車は道路に戻ったものの、右翼は去ることなく、代表者を出せと要求したため、渕上さんが対応しました。
テント内で1時間弱話し合いが持たれたところ、右翼の主張は「違法な占拠だから撤去しろ」「脱原発はわかる。それは正義。しかし、違法な占拠は正義でない。」などというものでした。これに対し、渕上さんは「やむにやまれぬ行動である。テントは反対運動の拠点となっている。」と反論しました。結局、原発反対に直接関係のない(「原発」と書いていない)一部の旗を撤去することで、落ち着き、右翼は帰りました。
夕方以降は、連日の右翼団体による妨害等を心配した方々がツイッター等を見て駆けつけて下さいました。女性を含め、常時10人ほどが座り込んでいました。
開催予定だった「湯豆腐カフェ」は大事をとって中止になりましたが、湯豆腐の差し入れがあり、初めて座り込に来た方々や最初のテント設営をした9条改憲阻止の会の方々が和やかに交流しました。経産省前テントひろばが、みんなのひろばとして息づいている象徴的な交流会となりました。
午後9時50分頃には、警察官4人が来て、道路に敷いていた2枚の横断幕を片付けるよう指示しました。夕方の座り込み中、ずっと敷いていたものなのですが。
「福島の女たち」「全国の女たち」の座り込み終了後の露骨な右翼、警察の介入。しかし、テントひろばの認知度はじわじわと上がり、会社帰りの女性が一人でも立ち寄って下さるようになりました。若者も増えました。もうすぐ誕生2カ月を迎えるテントひろばの存在意義の高まりを肌で感じます。
(文責 ひまわり)
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