2011年11月19日17時35分掲載
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米国
連邦議員の47%が「1%」の富豪
アメリカの連邦議員さんたちは揃って富豪ぞろいであることが分かりました。米上下院両院議員(members of U.S. House and Senate)のほぼ半数に及ぶ47パーセントの議員さんたちが米国民全体のわずか1パーセントの“富豪"(millionaires)の仲間入りをしているのでした。彼らに支払われる給与は国民の税金からなのです。ワシントンDCに本部を置く政治資金の監視市民団体であるThe Center for Responsive Politics(CRP)が17日発表しました。
ABCニュースは→47% of Congress Members Millionaires -- a Status Shared by Only 1% of Americans「米連邦議員の47パーセントは全米国人の1パーセントの部類に属する大金持ちだ」と報じました。
発表によれば富豪議員は上下院合わせて249人で、2010年の富豪上院議員の純資産は推定で平均1人当たり238万ドル(1億8300万円)でした。世界的な経済不況にもかかわらず金持ち議員さんたちの推定純資産額は2009年の238万ドルから7.6パーセントの増加、また2008年の227万ドルからは13パーセントもアップしたのでした。
同センターのシェイラ・クルムホルツ(Sheila Krumholtz)事務局長は「多くの連邦議会議員が財政的に豊かで、快適な生活を送っている一方で、彼らの選挙区民は長引く経済不況に四苦八苦しているのです。それに比べ、豊かな議員さんたちと同レベルの生活を送っている米国民の数は極めて少ないのですね...」と述べました。
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