2011年12月24日20時19分掲載
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http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201112242019196
中国
日立の中国子会社、深セン海量存儲設備公司のストライキ、続いてます 稲垣 豊
12月17日、18日の様子を現地サイトから。報告者のセンスなど、若干おもうところはありますが、原文のサイトには、会社側が提示した「最終案」の原文画像や、切り崩し工作に抵抗する労働者たちの画像も掲載されている貴重な資料だとおもうので、翻訳紹介します。関係者による書き込みによると、21日現在もストライキは継続しており、労働者たちは深セン市政府の関連部門に対しても要請行動を行っているようです。ひどいぞ日立!がんばれ労働者!
以下、紹介します。
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切り崩し工作は限界、夜明けは近い
海量公司のストライキに突撃取材
原文(中国語)
http://mzd.hst1226.net/showtopic-10228.aspx
12月17日、18日の二日間、〔日立の子会社〕である「深セン海量存儲設備公司」(以下、海量公司)の労働者に会い状況を聞いた。12月9日からの連続したストライキは今日まで9日間続いている。海量公司の労働者は闘争を断固継続している。この間、ブルジョアジーとその独裁装置はその一切の手段を用いて労働者を弾圧、切り崩し、分断化しようとしてきた。
だが海量公司の労働者はすばらしい模範を示し、中国労働者階級の威厳を見せた。資本家たちは労働者をまえに、その持てる手段の一切を使い果たした。
ブルジョアジーは軍警察を工場敷地内に導入し、労働者代表たちを弾圧した。労働者たちは軍警察の車両を幾重にも取り巻いたことで、独裁装置による弾圧は失敗した。
以前に公開されていた映像に搭乗していた労働者階級にむけてスローガンを叫んでいた女性の労働者代表は資本の切り崩しにあった。しかし労働者たちはまた新たな労働者代表を選んで闘争を継続している。
さらに一部の労働者代表が切り崩しにあった。しかし労働者は妥協しなし。ストライキの勝利は自ら勝ち取ると決意している。
会社側は私服をつかって暴力を使い、労働者カードルを殴り、労働者を恫喝しようとしている。労働者は自発的にピケット隊を組織し、敵の動きを通報し、いつ何時の闘争にも備えている。
17日午後、会社側が労働者をペテンにかける「最終案」を提示した。カネで切り崩された者たちは班長になった。この「最終案」と、労働者が要求する解決策には大きな隔たりがある。ストライキ闘争は新たな段階に突入している。一言でいえば「切り崩し工作は限界、夜明けは近い」ということである。
12月19日の操業再開を巡る闘争が焦点になる。会社側は全体重をかけている。
会社の切り崩し工作に組織された管理職が「生活も仕事も必要だ!」と叫ぶ。しかしその声は多くの労働者たちの「民族の裏切り者!」「帰れ!帰れ!帰れ!」という怒りの声にかき消された。40分の対峙後、かれらは意気消沈して去っていった。
班長らが、仲のいい労働者の携帯に電話をかけ、硬軟織り交ぜて、操業再開に協力するように迫った。しかし労働者たちは拒否したり、電話をすぐに切ることで応えた。
午後3時、あわてふためにたブルジョアジーは、労働者の寮の水道と電気を止めるという卑劣な手に打って出た。
労働者たちの怒りは極限に達した。
この二日間、わたしは海量公司の労働者たちと気持ちを共にすることができた。全国の人民の気持ちも海量公司の労働者と共にある!海量公司の労働者は中国労働者階級のすばらしい手本である。海量公司の労働者は、全世界の搾取され抑圧されている労働者階級のすばらしい手本である。
労働者階級は団結して、工場を占拠し、政府を占拠し、権力を握ろう。
労働者階級が社会の主人公にならなければならない。
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