2012年01月04日13時37分掲載
無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201201041337063
TPP/脱グローバリゼーション
≪twitterから≫韓国で韓米FTA見直しの動き 孫崎 享
韓国では米韓FTAの見直しの動きが出ている。実態が解るにつれ、余りに酷い条約であることがわかる。一番問題視されているISD条項はTPPに共通。韓国も日本のTPPと同じく事前に中身は報道されず、 締結後問題点浮き彫り。日本、米韓FTAを学ぶ要あり。
31日朝日「韓国国会30日、米韓FTA再交渉を政府に求める決議賛成多数で可決。韓国国会FTA批准済み。根強い世論の反発で再考を求める異例決議。特に、韓国側の政策で損害を受けたと主張する米企業が、韓国政府に賠償要請できる ISD条項で“主権を脅かしかねない”と指摘。破棄も含め米国と再交渉するよう要請。
決議強制力なし。4月総選挙、12月大統領選、野党は“米韓FTA全面見直し”を争点に。FTAを推進してきた李明博政権に対し、“恩恵享受は一部の大企業”との反発が特に若者層で強い。最大で数万人規 模の反対集会も継続」 、TPP事前に国民に内容知らせない。米韓FTAと同様戦術。
ちなみにISD条項はハワイ会談で日本の参加を宣言しようとしていた野田首相も知らないことが国会の質疑で判明した。首相にもTPPの持つ危険性を知らせないで、FTAにつっぱしる日本の勢力(財界、官僚、読売等マスコミ)は一体何物だ。
Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。