2012年01月14日12時00分掲載
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核・原子力
【たんぽぽ舎発】コスト上昇説の裏側 原田裕史
原発再稼働をしなければ発電コストが上昇するという宣伝が今後、半年更に行われるだろう。
発電コスト自体は2010年に原子力委員会に立命館大学大島堅一先生により提出された資料によれば原子力発電は過去、火力発電よりも高価であった。(細かい話もあるので、原本に当たってください)
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2010/siryo48/siryo1-1.pdf
今年に関しては原発燃料を購入済みで定期検査などもしている。つまり原発のコストを払った上で、火力発電の費用も払うのだから、トータルの発電コストが増えて当然である。原発の再稼働をあきらめ、既に原発に支払った費用と長期休止していた火力発電所の再稼働費用を国費で支援し、長期分割支払いにすれば、言うほどのコストアップにはなるはずもない。
これは政策変更費用であるので国費の出番というものだ。原資にはまず原発関連予算約4,200億円を振り向けるべきである。
(たんぽぽ舎)
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