2012年01月31日17時22分掲載  無料記事
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アジア

東ティモール大統領選、ホルタ大統領が再選出馬へ

  投票日が3月17日に決まった東ティモールの大統領選に、ラモス・ホルタ大統領が再選をめざして出馬するとの意思を自身のウェブサイトで正式に表明した。(クアラルンプール=和田等) 
 
 2008年に暗殺未遂に遭遇し生死の境をさまよう状態にいたったこともあるホルタ大統領は、これまで健康上の問題などを考慮して再選出馬せずに退任することを示唆していたが、再選出馬を求める10万人以上の請願が寄せられたことを受け、再選出馬を決意した。 
 
 東ティモールの指導者の間では「自分は望んでいないのだが、まわりに押されて仕方なくこの任務を務めているのだ」と装う気質が定着しているが、それを体現するような動きともいえる。 
 
 首相を務めた後、2007年から大統領を務めているホルタ氏は、医療検診を受け、教会での祈りを捧げた後、公式に大統領選挙への出馬を表明する。カトリック教徒が人口の9割以上を占める東ティモールならではの通過儀礼といえそうだ。 
 
 次期大統領選挙には、すでに労働党のアンジェラ・フレイタス党首とタウル・マタン・ルアク元東ティモール軍司令官がすでに出馬の名乗りをあげている。 
 
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