2012年02月27日23時47分掲載
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医療/健康
ポリオ根絶に向かって戦うインド 1年間新たな発病なし
インドが過去1年間ポリオの新たな発病がなかったことでWHOのポリオ常在国のリストから外されることとなった。今後、2年間、ゼロを維持すれば根絶したと認められることになる。
厚生労働省によると「ポリオは、ポリオウイルスが人の口の中に入って、腸の中で増えることで感染します。増えたポリオウイルスは、再び便の中に排泄され、この便を介してさらに他の人に感染します。成人が感染することもありますが、乳幼児がかかることが多い病気です。ポリオウイルスに感染しても、多くの場合、病気としての明らかな症状はあらわれずに、知らない間に免疫ができます。
しかし、腸管に入ったウイルスが脊髄の一部に入り込み、主に手や足に麻痺があらわれ、その麻痺が一生残ってしまうことがあります。麻痺の進行を止めたり、麻痺を回復させるための治療が試みられてきましたが、現在、残念ながら特効薬などの確実な治療法はありません。麻痺に対しては、残された機能を最大限に活用するためのリハビリテーションが行われます。 」
ウィキペディアには「ポリオは1988年のWHOの総会において2000年までの根絶が決議されたが、2010年現在で1型/3型ポリオは根絶されていない状況である(2型ポリオの野生株は1999年以降、世界中で検出されておらず、正式な発表こそないが根絶されたと考えられる)。根絶計画により流行地域は非常に狭まっており、2010年現在で常在国はナイジェリア、インド、パキスタン、アフガニスタンとなっている。しかし、渡航者などによる飛び火で、周辺国でも報告例が相次いでいるので、感染症情報には常に注意を要する」と記載されている。
このうち、インドがポリオの常在国から外されることになる。
■シンガポールのチャンネルニュースアジア(1999〜)の報道
http://www.channelnewsasia.com/stories/afp_asiapacific/view/1185219/1/.html
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